2011年11月18日金曜日

カードのプロトタイプを作製する小ネタ

ゲームの開発というのは、初期の段階でプロトタイプを製作し、繰り返しのテストプレイの中で完成に近づけるのが鉄則!という様な事がルールズ・オブ・プレイの第二章「デザインの進め方」に書かれている。

いかに論理的に考え抜かれたゲームであっても、実際の振る舞いは、プレイするまで解からない、というのだ。確かに一週間ほど練って、これでいけるだろう!とプロトタイプを作製してプレイしてみると、矛盾が増えて、面白さも減る、という悲惨な現象を何度も経験してきた。

 作る→プレイ→修正

を繰り返すわけだが、この製作費もばかにならない。カードの開発においては、初期のころは画用紙に印刷し、裁断機で同じサイズに再現性良くカッティングする、という馬鹿馬鹿しい労力を使っていたわけだが(それでも早くアウトプットしたくてワクワクしながら没頭していた)、今では、このスタイルに。

 ・片側不透明スリーブ(黒)
 ・一般のカード(YSなどに何百枚で100円で売られていたりする)
 ・普通紙に印刷したプロトタイプ

の組合せで、消耗するのは普通紙とインク、という所まで落とし込んだ。こうすると、普通紙のプロトタイプをシビアなサイジングで裁断しなくても良いので一石二鳥。半透明スリーブが黒である理由は、透けない為(白のもので下地のカードが透けて失敗した経験による。普通紙側が透けるので、カードの裏面をそちらにむけて、表面を不透明側に向けている)。

全く製作のノウハウが解からないので、常に手探り状態です(笑)

こういうコツみたいなのを共有するデザイナーのコミュニティや会議など有れば、本当に製作が活性化するのになぁと思いつつ、今日もじりじりとプロトタイプの作製に励みます!


  

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